森本由美子

追悼文


森本由美子


 木村先生 俳句知識ゼロの70歳を既知の仲間のように方舟に迎え入れてくださり、その後の私の人生に未知の豊かな世界を与えてくださったことを、心から感謝申し上げます。



追悼句


           句会にて

季語とはね心臓部ですひこばゆる

中七に気をつけなさいソホー東風(ごち)

梨花満開投句すませば食べる会


          木村家の前庭にて

白躑躅これほど似合う人知らず


          津貴子夫人の枕辺で

まなざしや花瓶の位置を気遣いぬ


                   森本由美子

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